材について
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2016/12/13

材について

今年も後わずかとなってしまいました。
古民家再生工事も年内竣工となりますが、予定より遅れてしまいました。
仕事が始まるといろいろ気になる部分も出る事はしかたないことですね。
本来ですとスケルトンでの工事であれば工期の短縮も出来たと思いますが、壊して図面壊して図面と遅れる要因です。
また、今回の再生工事は、お施主様も住みながら、荷物の搬出もなく3期4期と移動しながら進めていく工事でした。
出来上がった部分から荷物の搬入もあるため荷物の入る前に少しUP。
材について_c0228241_21134531.jpg
この書斎室は、古民家の面影は一部梁材が見えるだけで新築と変わりない状態です。
正面の机は、60年ほど前に取り付けられた欅材戸袋妻板を削って剥ぎ合わせて製作した物です。
無垢材は、形を変えてまた何百年と役名を果たしていきます。
ここまで来たら新建材についてMoreで書きましょう。興味ございますお方はお進みください。






新建材は50年ほど前から材木の無駄使いを無くす目的で作られはじめました。
無垢材で製材して建築に使用すると数枚しか取れない材も建材の突板にすると数百枚もの製品になると
言う事で、画期的なものでした。ただその弊害も沢山生みましたそれは、接着剤の使用で化学物質による
人体に及ぼす影響です。
また、新建材の寿命は、20年から30年程です。無垢材は、何百年から数千年とその役名を果たします
50年ほど前、材の無駄使いをしない為に作られ始めた新建材は本当に無駄使いを無くす目的を果たしているのでしょうか?


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