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2015/10/18
無垢材は長く時代を伝える
先日、長谷川啓さんと現地調査にお伺いしましたお家で見かけた細工。
縁側下、土台との隙間にはめ込んである幕板、取り外し用の手掛けです。
50数年前のお仕事のようです。
この細工、誰にお願いされた訳でもないでしょう。
多分、当時の大工職人の粋な計らいなんでしょうね。
50数年前となると、、もうドリルと言う機械は存在すると思いますが現在のような
片手でスイスイと操作できる物ではない、だるま型と言われる両手で持っても重量感
たっぷりの物でしたでしょう。
あるいは、ギムネ又はクリックと言った手で回すタイプでの作業です。
いずれにしても、時代を感じる作業を見るたびに当時の職人さん方の心粋が見えたり
苦労や笑いが見えたり、時次期に残せる無垢材は良いですね。