大工道具消滅の流れ
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2015/03/07

大工道具消滅の流れ

本日は見習君二人、学校やら風邪ひきなどでお休みなので
作業場の作業にしました。
作業終了後、昭和のわすれものであります鉋が手にいりましので
この鉋を仕上げ鉋として使えるように仕込み始めました。
台均し、裏刃合わせと緻密な作業です。
とりあえずこの鉋は、切れ味がよいです。
この鉋については、いずれレポートいたしますが、

と言うことで、今回はこの鉋が独り立ちした様子を
レポートいたします。037.gif
これは鉋を研ぐ時のお遊びです。
だれが研いでもできることなんですが、
心をこめて研がないと独り立ちしてくれません041.gif
そして、大工道具消滅のプロセス書きました。続きへ
大工道具消滅の流れ_c0228241_2021392.jpg
大工道具消滅の流れ_c0228241_2023624.jpg




この画像の2品砥石&鉋は昭和の良き時代の忘れ物です。
砥石は巣板砥石、現在では採掘されていません。現在手に入るとしたら
どなたかが在庫している物に限ります。

そして鉋、これも昭和の時代に打たれ物です。
昭和の時代どこの鍛冶屋で打たれた物か調べていますが解りません。 
名は(黒潮)と言ます。
ごぞんじの方いらっしゃいましたら教えてください。

この2品いずれも店じまいのために手に入ったもので、このような入手方では
いずれ入手不可となってしまいます。
作られない物はいずれなくなってしまう訳で、
時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、大工手刻みが激減した事によります。
手刻みが無くなれば、自ずと道具が必要でなくなる
道具が売れないと、店じまいとなり
出荷できない鍛冶屋は、生産しなくなる
こうして、最悪の連鎖がおきてしまいます。
このような物つくり一度衰退すると再復興するには、莫大な時間が必要です。

このような現象が起きている 今、みんなで考えなくてはいけません
すべてが、自分の身に火の粉が降りかかってきます。 あなたにも005.gif

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